MACHINING CENTER

マシニングセンタ

写真

キサゲ作業

キタムラ機械のMycenterシリーズは、工作機械製造過程の組立て作業上でのコンピュータ制御の補正機能を用いず、「匠の技」といわれるミクロン単位のキサゲ作業を全ての部品の組み合わせ面に施し、True Geometric Accuracy(真の直角度・平行度等の機械姿勢精度)を得ているPremier Machining Centerです。1ミクロン未満の高精度加工とチタン合金等の難切削を恒久的に可能にする長寿命で高品質なマシニングセンタです。

  • 青ニスを塗ります

    まず、最初に部品の組み合わせ面に青ニスを塗ります。

  • 組み合わせ面の凹凸を調べます

    次に、青ニスを塗った組み合わせ面に沿って、摺り合わせ定盤を用いて、組み合わせ面の凹凸を調べます。

  • 凸部をキサゲ加工にて取り除きます

    摺り合わせ定盤にて、組み合わせ面を摺り合わせると、組み合わせ面の凸部の青ニスが残り、その部分にキサゲ加工が必要だと言う事が導き出され、凸部をキサゲ加工にて取り除きます。

  • 匠の技と呼ばれる工程を5回以上繰り返して行い、ようやく、隙間のない完全な部品と部品との組み合わせ面が得られます

    摺り合わせ定盤にて凸部を摺り合わせることで導き出し、キサゲ作業にて凸部を取り除く工程は大変熟練を要し、この匠の技と呼ばれる工程を5回以上繰り返して行い、ようやく、隙間のない完全な部品と部品との組み合わせ面が得られます。

  • 全社員、入社一年目からキサゲ加工の習得に努めます""

    キタムラ機械では、全社員、入社一年目からキサゲ加工の習得に努め、100名以上のキサゲマスター(キサゲ加工熟練作業者)がマシニングセンタの製造に従事しています。
    上の写真では、立形マシニングセンタのコラムとベッドの組み合わせ面の摺り合わせ作業、ならびにキサゲ加工を示しています。

  • 手作業で摺り合わせ作業を行い、キサゲ加工を施す

    手作業で摺り合わせ作業を行い、キサゲ加工を施すことによって、補正機能に頼らない、ミクロン単位の真の機械姿勢精度が得られ、高精度を長く維持できる長寿命となります。

  • 制御装置の補正機能に頼らない手作業による念入りな組立て面の摺り合わせ作業とキサゲ加工

    制御装置の補正機能に頼らない手作業による念入りな組立て面の摺り合わせ作業とキサゲ加工が施され、高精度と信頼性において真の長寿命が得られます。

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高精度の加工が必要とされる工業機械には、きさげが不可欠です。このきさげが不十分だと、可動部との摺動面に摩擦熱が発生し、機械の歪みにつながります。工作機械に歪みが発生すると、その歪みは生産した部品にも影響します。したがって、特にマシニングセンタのような高い精度を要求されるような工作機械では、それだけ高い水準のきさげ加工を行うことが重要です。キタムラ機械では、このきさげの工程を特に重視してマシニングセンタを生産しています。きさげ加工は熟練した技術が必要な職人の手仕事ですが、弊社では全社員にきさげの習得を徹底して行い、熟練者はキサゲマスターと呼ばれています。高い電気制御技術と、熟練したきさげ職人の技の両面を兼ね備える事によって、高精度・高信頼性のマシニングセンタが生まれます。

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