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ニュースキタムラ機械株式会社『太陽光発電設備新設』に関する発表

この度、キタムラ機械株式会社は、受注増に対応した増産体制構築の一環として、富山県高岡市の本社工場に、出力250kWの呉西地域で最大級の自家消費用の太陽光発電設備を新設しました。

この度新設した太陽光発電設備は、富山県高岡市の本社敷地内の大型マシニングセンタ組立工場の屋上に、太陽光パネル1,022枚を敷き詰めています。
この太陽光発電設備の出力250kWは、自家消費用の発電設備としては、北陸で最大級の規模となります。年間発電量は245,118kWhを想定しており、当社の年間電力使用量の約8%を賄うと共に、年間152.3トンもの二酸化炭素排出量を削減する計画です。
いま当社は、独自CNC搭載のマイセンターGシリーズが好評を頂くなど受注が伸びる中で、増産を続けています。さらに、生産能力増強のために設備投資を実施しており、電力使用量の増加が課題となっていました。太陽光発電設備により、増産体制に対応した電力を確保しつつエネルギーコストの抑制を図ります。また化石燃料の消費を抑えて環境保全に貢献すると共に、再生可能エネルギー活用の新しい形を目指します。

この度太陽光発電設備を新設した、キタムラ機械株式会社・大型マシニングセンタ組立工場は、2009年4月に完成した、最も新しい工場です。建築面積は3,482㎡(1,055坪)であり、クレーンは、30トンクレーン2基を含む26基を備え、高精度なナノ加工を実現できる環境を整え、航空機、建設機械、船舶、発電プラント等のインフラ関連の業界からの受注に対応した、大型マシニングセンタ専用の組立工場です。
セメント固化材390トン以上を注入する地盤改良工事を行って、地耐圧は1㎡当たり90トンの重量に耐え、大重量の工作機械であってもナノレベルの精密な組立を可能としました。また、高精度実現のため、気温は一年を通じて20度±1度以内、空気のクリーン度はNASA規格クラス10,000(粒子径が0.5μm(ミクロン)以上の粒子が空気1ft3(立方フィート)中に10,000個以下)を維持する恒温恒湿クリーン工場です。断熱・空調設備などで省エネを図り、光熱費を既存工場に比べて10分の1に抑えました。
当社はマシニングセンタ専業メーカーとして、他社製品と同じ切削力を1/3の電力消費量で加工できる、省エネ型のマシニングセンタを開発・製造・販売しており、2000年には第20回「優秀省エネルギー機器賞」を受賞しています。また、1997年には環境マネジメントシステム規格ISO14001を取得し、本社工場において、省エネ化、消費エネルギーの削減を長年進めて参りました。

大型マシニングセンタ組立工場 全景

大型マシニングセンタ組立工場 全景

太陽光発電モジュール

太陽光発電モジュール
太陽光発電モジュール2
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