ニュース「顔認証機能付きマシニングセンタNC操作盤」が文部科学大臣賞受賞!! 独自のCNC装置「Arumatik-Mi」に顔認証システム(特許取得済)を導入
簡便で確実に作業者を識別して良好な操作制限が行える個人認証システムを備えたマシニングセンタNC操作盤を開発し、10月16日に最高賞である文部科学大臣賞を受賞した。機械本体の操作盤にCCDカメラを内蔵し、機械を操作する作業者の顔画像を顔認証システムにより取得しコントローラ内に登録することが可能になり、作業者ごとに異なる操作制限を設定することができる。CNC装置に顔認証システムを導入するのは世界初となる。
マシニングセンタは数値制御を用いて様々な加工作業が自動運転により実施されるが、利便性が上がるにつれて操作が複雑化してきており、作業者の作業経験や熟練度の違いにより、操作を制限するべき機能や作業の種類が異なる場面が多くある。安全性やセキュリティの観点から、作業者ごとに操作可能な範囲を制限することが必要になる。
従来から物理的なキースイッチや ICタグ等の外部記憶媒体を用いることにより作業者ごとの作業を設定しているが、紛失や盗難、不正利用等のリスクがある。またパスワードなどの個人識別システムは入力作業が必要となり、煩雑であると同時に情報が入手できれば他人であっても使用可能なため、安全な操作制限が行えるとは言えなかった。今回受賞の対象となった顔認証の利用ではスイッチなどの物理的なものや入力作業を不要にし、作業者が操作部の前に立つだけで、安全な操作制限を可能にすることができる。
管理者は、各々の作業者に対して実行可能な作業内容をあらかじめ設定することができ、作業者が操作盤の正面に立つだけで自動的に識別され、決められた作業項目のみ実行できるように作業を制限することが可能になる。
この顔認証システムを弊社独自のCNC装置「Arumatik-Mi」に搭載して販売予定。
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